よい業者の選び方 不動産取引に失敗しないためには、なんといっても信用のある業者と取引することです。経歴はどうか、義務は果たしているか、悪いうわさはないかなど、いろいろなことを調べて、それらの結果を総合して判断してください。 ●業者の免許 不動産取引業を営むためには免許が必要です。免許には建設大臣免許(二つ以上の都道府県に事務所を置いて営業する場合)と都道府県知事免許(一つの都道府県のみに事務所を置いて営業する場合)があります。 ●業者名簿の閲覧 各都道府県の担当課で、その地域内に事務所のある業者の業者名簿と免許申請書の閲覧ができます。それを見れば業者の経歴や資産状況、行政処分歴などが分かり、ある程度業者の信用判断ができます。 ●閲覧のポイント
●悪い業者の手口 (1)オトリ広告 うまい文句で客をつり、広告とは異なる悪い物件を言葉巧みに売りつける手口。 例:Aさんはチラシで気に入り、業者を訪れたところ「その物件は昨日売れてしまいました」といわれ、別の悪い物件を買わされた。 (2)原野商法 「数年先には必ず値上がりする。」といって二足三文の原野を時価の数十倍から数百倍で売りつける手口。 例:Bさんは訪問セールスマンに「今、北海道の土地を買っておけば、4年くらいで2倍以上になり、銀行へ預けるよりはるかに有利です」といわれ、100坪を100万円で買った。ところが、後日調べてみると一坪がわずか3円だった。しかも、開発計画もないへんぴな所で、売りたくても買い手がつかないありさま。この悔しさは・・・。 (3)契約をせきたてる 例:Cさんは「これは掘り出し物だからすぐ仮契約をして物件を押さえなさい。」といわれ、手付金を払った。後になり、それよりもよいものが見つかり解約したところ、手付金を没収されてしまった。 業者の法律上の義務
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